今回は小型犬の擬人化キャラクターのイラストメイキングです。
シリーズとして4枚描いた内の、今回はポメラニアンのキャラクターイラストになります。 (残りの3枚のイラストについても順次投稿予定です☆)
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小型犬擬人化イラスト|ポメラニアン【ラフイメージ】
最近は『アークナイツ』や『レッド:プライドオブエデン』などのゲームも登場して、擬人化や獣人キャラクターの需要も増えてきてますね。
今回のそんな擬人化キャラクターとして小型犬からイメージを出してみました。
ポメラニアンということで、キャラクターの特徴を箇条書きで出していってイメージを膨らませていきました。
- 元気
- 天真爛漫
- 白い→純粋無垢なイメージ
- (上記から)ショートヘアにする
- (上記から)服装はボーイッシュに
- 髪が短めなため、印象を強めるために帽子などのアイテムも考慮する
上記のようなイメージを膨らませてから、ラフ画を起こしていきました。
ラフ~線画
大まかにポーズなどを決めたラフ画から、線画を起こしていきます。
ラフはあくまで目安として、時には多少無視したりしながら、より細かく描く意識で進めていきます。
線画完了です。
ポメラニアンということで、元気いっぱいで天真爛漫な性格が見て取れるような表情を意識して描きました。
顔回りは目立たせたかったので、線の強弱をつけて線画から立体感を意識しています。
手のひらは塗りの影で凹凸を表現するので、線画段階ではあまり描き込んでいません。
ここから塗りに入っていきます。
塗り
①ベタ塗り
まずはベタ塗りをしていきます。
ポメラニアンは白いイメージが強いので、彩度を抑えて全体的に色味があまり出ないように意識して塗っています。
②髪グラデーション
次に影の表現などを描き込んでいきます。
今回は、髪が全体の雰囲気を握っているなと感じたので、まずは髪から描きこんでいっています。
全体の雰囲気を早い段階で掴むために、イラストによって最初に着手する部位は変えています。
まずはグラデーションを髪全体にかけました。
完全なグレーではなく、若干青みがかったグレーで影をつけていきます。
③髪の影描き込み
さらに細かい影表現を入れていきます。
多少髪色が暗くなりすぎている気もしますが、後にハイライトなどを入れていくのでそこで明暗のバランスを取ります。
④肌の影描き込み
肌の影表現を描き込みます。
手を描き込んでリアルにしていくのもよかったのですが、やりすぎると顔より目立ちすぎてしまうと思い、この辺で止めました。
⑤ハイライト
この段階で一度ハイライト(光の表現)を入れました。
少しピンクがかった光をチョイスしています。
⑥背景
次に服の影表現に移ろうと思ったのですが、その前に背景をつけてしまいました。
背景との明暗のバランスを見ながら描いていきたかったためです。
この辺はイラストによって描く順番はまちまちです。
⑦服や帽子の影描き込み
背景をつけたので、服の影と光の表現を描きんでいきます。
帽子などのアイテムも塗っていきます。
⑧影効果
ここで背景に影を映りこませるのも面白いかと思って試してみています。
これも有りだなあと迷ったのですが、今回の小型犬擬人化シリーズは全体をポップな印象にしようと思っていたので、迷った末にボツにすることにしました。
⑨色味調整
最後にトーンカーブで全体の色味を調整して、完成です。
今回はiPad Proで制作したのですが、PCで見たりiPhoneで見たりすると色味が変わって見えるので、色んなデバイスで見てちょうどいいバランスを探します。
また、今回は4枚で1つのシリーズとして制作しているので、1枚だけ違う雰囲気にならないように、なども気をつけて調整しました。