デジタルイラスト講座

【初心者向け】上半身の簡単な描き方!男女の描き分けも

体を書く時ってよく言われるのが

『複雑な筋肉とか骨の構造を覚えないといけない』

ってことだと思います。
でもそういうの聞くと拒否反応おこしちゃう人多いと思うんですよね・・・!

こういう時に想像するのって上腕~~筋とかだと思うんですが、そんな複雑なものを覚えなくとも『3種類のブロック』だけ覚えれば簡単に書くことができます!

そこで今回はその方法について解説してみました

動画版はコチラ↓

【初心者向け】上半身の簡単な描き方!

上半身は筋肉とか骨格とか覚えるよりかはブロックで捉えちゃうと簡単になります。

そのブロックっていうのが以下の3種類のブロック。
これを覚えると上半身がすごく簡単に描けるようになります。
まずこれを覚えましょう!

実際にこのブロックを使っての描き方を、次の章から解説していきます。

男性キャラの上半身の描き方

まず、描く順番としては、首から(上)から順に描いていきましょう。

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お手本の右隣りに、もう1体描いていってみます。
まず良くない例を先に出してみますが、よくやっちゃいがちなのってこういうロボットみたいなの体を書いちゃうと思うんですよね。

少し多げさに描きましたが・・・笑
どうしてこれ描けないのかって言うと、主に関節の繋がりがどうなってるのか
よくイメージできてないからなんですよね。
「あれここどうなってたっけ?」ってなるというか。

実際どうなってるのかお手本の方を見ていくと、
この首の付け根ってパキっと割れてるんじゃなくて滑らかに肩に繋がっています。

首は斜めに落ちていってそこから肩が膨らんでます。
この流れをまずイメージして頭に入れましょう!

それでは次の章から、右の良くない例は消して描き直していってみます。

首の筋を描く

まず最初にやってみて欲しいのが、首を描いたら次は、『首の筋を描いてみる』ことです。
右の素体に首の筋を描いてみます。

鎖骨を描く

上記で描いた首の筋が交差する場所に『鎖骨の中心点』があります。
そこを始点に鎖骨を描きます。


この首の筋と鎖骨をかくと一気に体の角度などがイメージできてくるのでオススメです。

肩を描く

鎖骨まで描けたら、次は首からのラインをつなげていって、肩を作っていきます。

これを右肩の方も同じ手順で描いていきます。

ちなみに、ブロックで言うと今ここまでここまでかけた段階です。

なのでこの下の緑のブロック(胴体)を書いていきます。

脇を描く

ここまで描けたら脇を作っていきます。
脇はハの字を書くイメージです。

胴体を描く

脇を描いたらその下に(胴を)ストンと落としちゃってもいいです。

ただ、ストンと落としちゃうよりかは一旦、胸を描いて、その下にお腹がくっついてる
っていう風に2段階で描いていく方が分かりやすいと思います。

ちなみに、緑のブロックを書くときに、(胴の)厚みがどのくらいか分かんないっていうことがあると思います。

胸を書いた段階だとまだ平面的ですよね表面を描いただけなので。

じゃあここの厚みってどれくらいなの?っていうのがあまりイメージできないっていうことあると思うんですよね。

そういう時は腕を一旦無いものとみなして断面図を描いてみて下さい。

こうなるとどのくらい厚いのか分かりますよね。
いったん断面図を描いてみると厚みがわかるので、是非やってみてください。

ちなみに腕の長さのバランスは、肘に当たるところがちょうど腕の半分ぐらいになります。
そして位置はおへそのラインに来るような感じそして手が足の付け根のところ。

腕の位置は胴体と見比べて覚えておくと◎。

男性の上半身の描き方は以上になります。
次は女性の上半身の描き方を見ていきます。

女性キャラの上半身の描き方

次は女性キャラの上半身の描き方、そして男性キャラとの描き分けについて解説していきます。

男性の上半身との違い

女性キャラは基本的には男性の時のブロック分けと同じ考え方で描いていくんですが、以下のようなポイントを意識する必要があります。

  1. 体の「幅」を華奢にする意識
  2. 線を「直線」ではなく「曲線」を多めに描いて柔らかい印象にしていく意識

順に説明していきますね。

女性の上半身は以下の図の赤線を境にすると、そこから上の体の部分については男性とほぼ書き方は変わらないです。

意識する点としては華奢に描くということです。

  • 腕の太さを細くしたり
  • 肩を華奢にしたり
  • 首の筋肉を少なくしたり

逆に胸から下の部分では、かなり男性と違っていて、曲線が多く出てきます。
以下の図のようなS時のラインを意識しましょう。
お腹をくびれさせるイメージでへこませると、自然とS字に近づいていきます。
また腰やお尻は丸みを意識しましょう。

大まかには男性の体の描き方を覚えた後、それを上記の要領で少し変えれば女性の体も描けるという風になります。

女性の胸の描き方

また、女性の胴体は男性と違って胸が出てるのでここの描き方を解説します。

(前提として)それぞれ好みの絵柄があると思うので自分の好きなように描いてもらえば全然OKですが、

一つポイントとしては、付いてる位置を把握しておくといいと思います。

胸がついてるのは脇の下です。
つい脇そのものから描きたくなるかもしれないんですがそうすると以下のように不自然に鳩胸すぎるような感じになるので。

実際は少し脇から下がったところから膨らんでついてます。


この胸が脇からどのくらい下がってついてるのかっていうのは意識するといいと思います。

ちなみに女性の胸を描くときはいきなり描いちゃってもいいんですが、
ちょっと不自然に位置になっちゃうことがあるので、最初は胸がない、まな板状態で描いちゃいましょう。

体のラインがちゃんと矛盾がないなってことを確認できてから、そこから胸を描いていく手順がおすすめです。


こうすると胸の付いてる位置に矛盾がなく描けるので、これは意識してみてもらえればなと思います。

まとめ

今回説明したように、上半身を描く時は複雑な筋肉とか骨格とか覚えなくても大丈夫です。
(もちろん覚えられるならそれに越したことはないですが!)

5つのブロック(種類で言えば3種類のブロック)を覚えるだけでかけちゃうので、ぜひ参考にしてみてください!

ABOUT ME
水無瀬 翔一
ファンタジーやRPG・アニメが大好きなイラストレーター・Webデザイナー。 一部上場企業にて7年半ITコンサルを経験後、ブログ収入で独立し、その後はイラストレーター・デザイナーとして活動中。「私は自由な冒険をクリエイトする」という理念の元、創作・発信活動をしています。 夢のあるイラストやデザインで、発信のお手伝いをさせていただいています。この世界に”自由”や”冒険”を感じられるモノを増やしていきます♪